悩みの解決に向けて
どのように取り組めばよいか?
- 問題を整理する
(一つ問題を抱えると、それに伴って、いくつかの問題が重なることが多いものです。それらを整理することが第一歩です) - 自分でできることを整理する
(今までどのようなことを試したか? これからできることは何か?・・そうしたことを整理してみます) - 自分の力になってくれる人を探す(※)
(身近な人から公的な相談機関まで、自分の力になってくれる人を探してみましょう)
※相談することについて
- 上手に相談することは問題解決の重要な技術の一つです。
- いろいろな人に相談する経験を重ねることで、相談上手になり、あなたの問題解決力が高まります。
経済的な問題
- まず自分の家計を見直しましょう。収入と支出を全部洗いだし、無駄な出費がないか点検しましょう。
- さまざまな手当てや免除制度があります。役場などで自分が使える制度がないか相談しましょう。
- 自分にできる仕事を探しましょう。ハローワーク(外部リンク)や若者サポートステーションなどで相談します。
- 一時的に借金を検討する
- 親せきなどの身近な人に相談してみましょう。もちろん、返済の見通しを伝えることも忘れずに。
- 金融機関のローンを利用することも考えます。
- 負債が嵩んでいるときには、多重債務の債務整理、過払い金返還などの方法が使えることがあります。
- どうしても困ったときは福祉事務所で相談しましょう。
- 最終的には生活保護の申請もありますが、生活保護はちょっと・・・とためらう方も多いでしょう。
一度相談して、ほかに収入の道がないかといったことも検討しながら、一緒に考えましょう。
- 最終的には生活保護の申請もありますが、生活保護はちょっと・・・とためらう方も多いでしょう。
- 障害を持った方の相談や支援の制度もあります。上記のような作業を一緒に手伝ってもらうこともできます。
- ギャンブルやアルコール等の問題がある場合は、必ず専門の相談を受けてください。
※経済的な問題と自殺
- 自殺者数と関連する最も大きな要因が経済的要因です。
- 経済的な問題だけでなく、対人関係や心の不調などの問題を伴うことが少なくないからです。
- 借金などで秘密を抱えていると信頼できる人との関係を損ねてしまうこともあります。思い切って相談することも大切です。
経済的な問題についての主な相談・支援機関
- 多重債務:弁護士、司法書士、法テラス、消費生活センター
- 手当や免除制度:市町村、福祉事務所、社会福祉協議会
- 借金:金融機関のほか、公的な貸付制度もあります(市町村、社会福祉協議会)
- 障害:市町村、保健所・保健福祉事務所、精神保健福祉センター、障害者総合福祉センター、社会福祉協議会
- 仕事、雇用保険:ハローワーク(外部リンク)(障害を持った方などの相談窓口もあります)
母子家庭等就業・自立支援センター(厚生労働省の該当ページへの外部リンク)
※ギャンブル等については下記をご覧ください
対人関係
- 人付き合いのありかたは個人、地域、国、文化によって異なります。
お互いの立場や考え方をしながら、それぞれ適度な対人関係のありかたを見つけていきましょう。 - 次のような場合は、自分だけの努力では解決しません。もしかすると・・と思ったときは早めに相談しましょう。
- パワーハラスメント(職場などで地位を悪用して不当な要求や扱いをすること)
- ドメスティックバイオレンス(DV:身近な人から受ける暴力/身体的DV・経済的DV・心理的DVなど)
- いじめ
- アルコールや薬物の乱用
- 精神疾患、認知症など
※対人関係
- 対人関係の悩みは多くの人が経験するものです。
- 専門的な支援が必要かどうかの見極めは簡単ではありません。第三者の目で見てもらうことが必要です。
参考ホームページ
- 職場のパワーハラスメント:明るい職場応援団(厚生労働省)(外部リンク)
- ドメスティックバイオレンス:配偶者からの暴力支援情報(内閣府)(外部リンク)
- いじめ:いじめ(文部科学省)(外部リンク)
主な相談機関
- 職場のパワーハラスメント:総合労働相談センター(労働局)、法テラスなど
- ドメスティックバイオレンス:女性のための相談支援センター、保健所・保健福祉事務所など
- いじめ:学校(担任や養護教諭)、児童相談所など
- 飲酒・薬物・ギャンブル:医療機関(精神科、心療内科など)、保健所・保健福祉事務所、精神保健福祉センター
- 精神疾患:医療機関(精神科、心療内科など)、保健所・保健福祉事務所、精神保健福祉センター
- ひきこもり:ひきこもり地域支援センター
- 認知症:地域包括支援センター、市町村、および上記の精神疾患に関する相談機関
孤独
- 孤独感を感じるのは、一人でいるときとは限りません。誰かと一緒にいても、自分だけが蚊帳の外に置かれているように感じてしまうこともあります。
しかし、孤独感を感じているのはあなただけではありません。
あなたが思っている以上に、世の中の人も多かれ少なかれ孤独感を持っているものです。 - あなたが嫌われている・のけ者にされていると感じても、実は相手はそんなふうに考えていないということもあります。
あなたが関わってきた人を思い出して、また話をしてみませんか?- 家族、親戚
- 学校の友人、学校の先生
- 職場の友人、職場の先輩
- あなたが属している(属していた)団体の仲間(ボランティア、趣味、宗教など)
- インターネット、ソーシャルネット上の仲間
- 飲食店や売店の店員や店長、おかみさん
- 何か趣味や新たな活動を始めたり、ペットを飼うなども、一つの対処方法です。
市町村の市民講座やその他の文化・体育事業などに参加してみるのもよいでしょう。
とくに、ボランティア活動など、人の役に立つ活動は大切です。 - 一人で家にいるよりも、ちょっと街に出かけてみると、ほんの少し孤独感がやわらぐということもあります。
- 次のような時は、自分だけでは解決できないことが多いので、心の相談機関に相談するようにしましょう。
- 人の目が怖い、人と会うのが怖い。
- 世の中の人が自分を責めていたり、のけ者にしたりしているように感じる。
- 他人のちょっとしたふるまいが気になっていらいらしてしまう。
- 自分には今後何もいいことがないように思う。
- なにをする元気もない。
- 死にたくなる。
※孤独感と精神疾患
- 孤独感は、本来は私たちを社会的な活動に向かわせる原動力となるものです。
- 上記の5のような場合は、病的な症状によって社会的活動が制限されている可能性があります。
心の相談機関・ひきこもり相談機関
- 市町村、保健所・保健福祉事務所、精神保健福祉センター
- 医療機関
- ひきこもり地域支援センター
飲酒・薬物・ギャンブル
- 飲酒や薬物やギャンブルは、ストレスの解消に役立つと思われるかもしれませんが、その効果は一時的です。
むしろ、心身の健康や社会生活に深刻なダメージを与えるリスクが高いのです。
(医薬品も正しく使わなければ効果が低くリスクが高くなります。) - 飲酒や薬物やギャンブルの問題に早めに気づき、相談しましょう。
- 一人で解決しようとするとかえって解決が遅れ、問題が深刻化します。気づいたいらすぐに相談してください。
ご家族がご本人の問題に気づいた時も、家族だけで解決しようとせず、すぐに相談してください。
飲酒の問題
- 適正とされる飲酒量は1日純アルコール20gまでです。それを超えると、心身の健康への悪影響が強くなります。
(純アルコール20gの目安 — ビールや酎ハイ(5%)の場合500ml、日本酒やワインの場合180ml) - お酒の問題の出方にはいくつかのパターンがあります。どの場合も一人では解決できなくなっている可能性が高いですので、早めに相談しましょう。
(問題に気づいた家族などがまず相談してもよいでしょう/家族も自分だけで解決しようとしてはいけません)- ほかのことをしていてもつい飲酒のことを考えて抑えるのが難しい。
- 仕事中や運転前など飲んではいけないところで飲んでしまう。
- 飲酒のために、やらなければならないことができないままになる。仕事を止めさせられるなどの支障が出る。
- 飲酒を始めると止まらなくなる。
- 飲酒をして気持ちが大きくなってしまい、飲酒運転などの失敗をする。
- 飲酒について他人から注意される、注意されると落ち込んだり、イライラしたりする。
薬物の問題(医療機関で出された薬)
- 決められた通りに服用することが大切です。
病気を治す薬であっても、不適切な飲み方をすると心身に悪影響が出やすくなります。薬局などで買える市販薬も同様です。 - 服用中の薬について疑問があるときは、早めに医師や薬剤師に相談しましょう。
自分勝手に判断して増やしたり減らしたり止めたりしてはいけません。 - つい決められた以上に飲んでしまうときは、依存症の可能性があります。早めに医師に相談しましょう。
薬物の問題(違法薬(ドラッグ)など)
- 心身や生活への悪影響が強い薬物です。「とにかく手を出さない」ことがまず大切です。
- 使い始めてしまうと、本人だけでなく家族らにも大きな負担がかかることになります。
家族は必ず誰か(相談機関など)と相談しながら対応してください。 - 薬物から抜け出すためには、支援者の協力が必要です。また、支援者の協力があっても回復には時間がかかります。
ギャンブルの問題
- パチンコなどのギャンブルも、依存症の原因になることがあります。
- お金の問題が出てきたり周りの人との関係にひびがはいっても、つい手を出してしまう、というときは依存症の可能性が高いです。
- 問題を隠そうとする、あるいは次のギャンブルで挽回しようとすることは問題をこじらせます。できるだけ、早く相談してください。
※依存症という病気
- 飲酒・薬物・ギャンブルに共通する問題は依存症という病気です。
- 依存症というのは病気によって私たちの意志が侵されてしまうもので、だから自分の意志では治せず、助けが必要なのです。
- 原因はもともとの意志の弱さなどではなく、まさにアルコール・薬物・ギャンブルそのものにあります。
一人で解決しようとするとかえって解決が遅れ、問題が深刻化します。問題かも?と思ったらすぐに相談してください。
アルコール・薬物・ギャンブルの相談
- 保健所・保健福祉事務所、精神保健福祉センター
- 医療機関
- 自助グループや相談・支援機関(精神保健福祉センターや保健所・保健福祉事務所にお問い合わせください)
- 警察、地方厚生局麻薬取締部(外部リンク)(※)
※違法薬物について
- 違法薬物の所持や使用で刑罰を受けることは当然ですが、それだけで問題が解決するわけではありません。
- 依存症についての取り組みが不可欠です。そのために相談機関を利用します。
種々の相談窓口
ひとりで解決しようとせず、なるべく早めに相談することが大切です。
ここには主な相談機関を掲載していますが、くわしくは、次の資料を参照してください。- 「社会資源情報ハンドブック」(「社会資源情報ハンドブック」)
- 「ひとりで悩んでいませんか 相談機関のご案内」(「こころの健康情報のページ」)
※適切な相談窓口?
- せっかく相談しても「相談窓口が違う」などで相談できないこともあります。
- そんなときは、そこであきらめず、「どうすればいいか」「どこに相談すればいいか」を教えてもらいましょう。
経済の問題(借金・多重債務・失業・生活)
法テラス・サポートダイヤル 0570-078374(ナビダイヤル) 月~金 9:00~21:00
土曜日 9:00~17:00(祝日・年末年始を除く)司法書士総合相談センター(無料相談会・要予約) (024)533-5539(福島) 福島県弁護士会(福島支部)(無料相談会・要予約) (024)536-2710 月 14:00~16:00 福島県消費生活センター (024)521-0999 月~金 9:00~18:30(祝日・年末年始を除く) 消費者ホットライン 0570-064-370(ナビダイヤル) 職場のストレス・対人関係の悩み
福島労働局総合労働相談コーナー (024)536-4600 月~金 9:00~16:30(祝日・年末年始を除く) 〃
(労働者からの労働相談に限る)0800-8004611(フリーダイヤル) 月~金 9:00~16:30(祝日・年末年始を除く) 福島地域産業保健センター (024)534-6411 「労働者の健康相談」
(相談日・時間については直接お問い合わせください)郡山地域産業保健センター (024)924-1280 〃 いわき地域産業保健センター (0246)27-7257 〃 会津地域産業保健センター (0242)27-0528 (会津)
(0241)22-1219 (喜多方)〃 須賀川地域産業保健センター (0248)73-3723 〃 白河地域産業保健センター (0248)23-3701 〃 相馬地域産業保健センター (0244)23-6806 〃 双葉地域産業保健センター (休止中) ひとり親の就労相談
福島県母子家庭等就業・自立支援センター (024)521-5699 月~金 9:00~17:00(祝日・年末年始を除く) 犯罪被害・性被害・ストーカー・DV・虐待など
法テラス・犯罪被害者支援ダイヤル 0570-079714 (ナビダイヤル) 月~金 9:00~21:00(祝日・年末年始を除く)
土曜日 9:00~17:00( 〃 )警察安全相談 (024)525-3311 月~金 9:00~17:00(祝日・年末年始は除く) 女性被害者相談所(県警) (024)525-1640 月~金 9:00~17:00(祝日・年末年始は除く) 性犯罪被害110番(県警) 0120-503-732(フリーダイヤル) 月~金 9:00~17:00(祝日・年末年始は除く) 高齢者・障害者の相談
高齢者総合相談センター (024)524-2225 月~金 9:00~17:00(祝日・年末年始を除く)
(高齢者の家庭問題・老後の不安・介護の悩み)高齢者・障害者無料電話法律相談
(福島県弁護士会)(024)533-5048 月~金 9:30~16:30
(消費者被害、遺言・相続、成年後見、財産管理、虐待被害など)障がい者110番(障がい者社会参加推進センター)
(024)563-5110 月~金 8:30~17:00(祝日・年末年始は除く)
女性が抱えるあらゆる相談
女性のための相談支援センター (024)522-1010 毎日 9:00~21:00(祝日・年末年始は除く) こども・いじめの相談
子どもと家庭テレフォン相談(中央児童相談所)
(18歳未満)(024)536-4152 毎日 9:00~20:00(祝日・年末年始を除く) ダイヤルSOS(福島県教育委員会) 0120-453-141(フリーダイヤル) 月~金 10:00~17:00(祝日・年末年始を除く) 福島いじめSOS24(福島県教育委員会) 0120-916-024(フリーダイヤル) 24時間 子ども相談窓口(福島県弁護士会) (024)533-8080 平日 10:00~17:00(祝日・年末年始を除く) 子どもの人権110番(法務局) 0120-007-110(フリーダイヤル) 平日 8:30~17:15(祝日・年末年始を除く) いじめ110番(福島県警) 0120-795-110(フリーダイヤル) 月~金(年末年始・祝日を除く)9:00~17:00 ヤングテレホン(福島県警) (024)526-1189 月~金(年末年始・祝日を除く)9:00~17:00 ひきこもり
福島県ひきこもり支援センター(外部リンク) (024)546-0006 火~土 9:30~17:30 (祝日、年末年始(12/29~1/3)を除く)