風しんが流行しています

妊娠を考えている方、妊婦さんは特にご注意を!

平成24年から首都圏や関西を中心に風しん患者が増加していましたが、最近では全国に流行が拡大してきています。県内でも、平成25年度の患者数が昨年度をすでに上回っている現状です。

風しんについて

  • 咳やくしゃみなどに含まれた風しんウイルスを吸い込むことで感染します。
  • 潜伏期間は、感染から2~3週間です。
  • 発熱、顔から全身に広がる発疹、リンパ節の腫れなどを特徴とする病気です。
  • 発疹も熱も約三日間で治るので「三日ばしか」とも呼ばれていますが、関節炎や脳炎などの合併症を引き起こす可能性もあります。

妊婦への感染

  • 妊婦が風しんに感染すると、お腹のなかで赤ちゃんにも感染し、赤ちゃんの耳が聞こえにくくなる、心臓に奇形が生じる、目が見えにくくなるなどの障がいが現れる病気を起こす可能性があります。(先天性風しん症候群)

婚姻期にあたる20-40代の女性・男性ともに約15%の方が風しんへの十分な免疫を持っていないと言われています。赤ちゃんを守るためにも、妊婦さんだけではなく、妊婦の夫や家族など周囲の皆さん一人一人が予防を心がけていくことが大切です。

予防のために

  • 風しん流行時には、感染予防のために流行地域に行くことはなるべく避けましょう。
  • ウイルスは咳やくしゃみなどから感染しますので、マスクを着用しましょう。
  • 外出後や食事の前などはうがい・手洗いをしっかり行い、風しんウイルスが体内に侵入するのを防ぎましょう。
  • 風しんと思われる症状は現れたら、早めに医療機関を受診しましょう。(その際、マスクをするなど感染を広げないように注意してください。)
  • 風しんワクチン(麻しん・風しん混合ワクチン)を接種しましょう。
    定期予防接種の対象となっている方は確実に接種して下さい。妊娠年齢にある方にも接種をお勧めしますが、妊娠中、また妊娠の可能性がある方は接種することは出来ません。

妊婦を守る観点から、特に

  1. 妊婦の夫、子ども、その他の同居家族
  2. 10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
  3. 産褥早期の女性

のうち、抗体価が十分であると確認ができた方以外は、任意での予防接種を受けることをお勧めします。

※なお、全国的な風しんの任意の予防接種の増加により、一時的なワクチン不足が懸念されますので、特に、上記の(1)、(2)の方が優先して接種を実施出来るようご協力下さい。

詳しくは、「風疹について~厚生労働省~」をご参照ください。

妊娠を考えるなら、麻しん風しん混合ワクチンを!

厚生労働省:妊娠を考えるなら、麻しん風しん混合ワクチンを! (PDF 249KB)

お問合せ先

南相馬市 健康福祉部 健康づくり課

健康企画係
〒979-2334 福島県南相馬市鹿島区西町三丁目2(鹿島保健センター)
電話 0244-46-1451
FAX 0244-67-2626

南相馬市 健康推進係/母子保健係

〒975-0011 福島県南相馬市原町区小川町322-1(原町保健センター)
電話 0244-24-5336、0244-23-3680
FAX 0244-23-4525
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