平成23年3月11日に発生した東日本大震災により、約60kmに及ぶ海岸線を有するいわき市は津波などで甚大な被害を受けた。市内では460名の方が亡くなり、建物の全壊は約8,000棟に及んだ。現在も双葉郡などから約24,000名が本市で避難生活を送り、約4,100名が市外に避難を続けている。
震災から4年を迎え、復旧、復興が進んでいく一方、文学においても震災に触発された創作が数多く見られる。未曾有の震災経験から生み出された作品には、多くの被災者が感じた悲しみや不安などとともに明日への思いが描かれ、多くの被災者をなぐさめ、励まし、新たな希望へと向かわせる原動力になっていると言えよう。
本展では、いわき市を中心に活動をしている浜通り俳句協会会員が、「3.11」後のいわきから発信した句を紹介。あらためてあの日に向き合いながら、文学の持つ癒しの力にふれるきっかけとする。
なお、本展は、全国文学館協議会加盟館による共同展示として、昨年度に続き開催する。
会期
平成27年3月1日(日曜日)から平成27年3月29日(日曜日)まで
開館時間
午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日
毎週月曜日
会場
いわき市立草野心平記念文学館 アートパフォーミングスペース
〒979-3122 いわき市小川町高萩字下タ道1-39
協力
浜通り俳句協会
観覧料
一般 430円(340円)
高校・高専・大学生 320円(250円)
小・中学生 160円(120円)
※( )内は20名以上の団体割引料金
展示内容
東日本大震災後、浜通り俳句協会会員が句誌「浜通り」に発表した作品50句。
問い合わせ先
いわき市立草野心平記念文学館
TEL:0246-83-0005
FAX:0246-83-2939