みなさん、「不安」をどのような生命現象とお考えでしょうか。
危険を察知する身体の警報装置が働いたとき、不安を感じます。トカゲ、カラス、イヌ、ネコ、みんな人間と同じ警報装置を使っています。長い生物進化の歴史の中で、同じ警報装置を利用し続けているということは、「不安を感じる」ことが、生きるためにとても大切な役割を果たしていることを意味します。脳の障害で不安を感じることができなくなった人は、頭では分かっているのに、常識的な判断ができず、社会生活が営めなくなります。
脳科学の世界で解明されてきた不安を感じるメカニズムについて、最先端の研究成果を紹介します。そのうえで、放射線不安について、みなさんと考えていきたいと思います。
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日時
平成28年10月2日(日) 13:30~15:30
会場
あおぞら館(米沢市上新田1166)
参加費
無料
定員
30名
※現地集合可・福島市からの送迎あり(要予約)
スケジュール
13:30~14:30 | 講演会 伊藤浩志さん なぜ「不安」は消えないのか~脳科学からみた福島原発事故~ |
14:30~15:00 | 質疑応答 |
15:00~15:30 | 講演会 辺見妙子 自然の中での遊びは子どもの情動を育てる |
フリーランス・ライター。静岡県出身。元新聞記者。東京大学大学院博士課程修了。学術博士。専門は脳神経科学。ストレスの研究をしていた。震災から約1年後に名古屋市近郊から福島市に移住。福島原発事故について調査している。みすず書房の月刊誌『みすず』に、放射線不安をテーマにした「なぜ『不安』は消えないのか」を連載した(2016年5月号から9月号まで)
主催
NPO法人青空保育たけの子
お問い合わせ・お申し込み
TEL:070-1143-1166
MAIL:aozoratakeonoko@gmaill.com