萬代橋と朱鷺メッセを結ぶ万代島緑地の最後の区間が完成しました。
今回完成したのは、萬代橋から約300メートルの区間で、面積は約7,500平方メートル。18億円の事業費と7年の工期をかけ、信濃川を一部埋め立てて作りました。
新しい緑地は、上下2段に分かれていて、上段には自然石の色を生かした舗装の園路と花壇、屋根付きのベンチ、トイレなどが整備されています。下段は御影石が一面に張られた広場になっており、信濃川の流れを間近に見られます。
今回で万代島緑地はすべて完成し、萬代橋上流のやすらぎ堤から朱鷺メッセまでが緑地・遊歩道で結ばれました。
御影石の広場から眺める信濃川と萬代橋。周りにはビルが建ち並び、ちょっと都会的な雰囲気の緑地を、皆さんどうぞご利用ください。
今後、新潟市や市民団体と一緒に、イベントなど様々な活用方法を検討していきます。
なお、公共団体以外による独占的・排他的な利用は原則として認めていません。
詳しくは、新潟港湾事務所までお問い合わせください。
完成記念イベントが行われます
緑地の下段、信濃川沿いは御影石張りの広場になっています。
5月2日から6日には新潟市による完成記念イベントを予定しており、萬代橋サンセットカフェの特別出店や振る舞い酒などがあります。
詳しくは、新潟市ホームページをご覧ください。
この広場はイベントなどにも活用できるようになっており、万代地区と朱鷺メッセを結ぶ新たな賑わいの拠点として、魅力的な都市空間を演出してくれます。
写真撮影、動画撮影なども、他の方のご利用の妨げにならない範囲であれば可能です。
詳しくは、港湾事務所までお問い合わせください。
なお、火気の使用、長時間にわたる占用など、他の利用者に迷惑・危険な行為は禁止です。
こんなところです
※緑地内のベンチと、トイレ
ここもみてください
万代島緑地は信濃川を埋め立てて作られましたが、元々あったものを残していきたいという担当者の思いが随所に込められています。
たとえば、上段の園路に8本、一列に並んでいる柳の並木。
園路の中に立っていて、ちょっと邪魔だと思うかもしれませんが、実はこれは、元々川岸に立ち並んでいた柳の木をそのまま残したもの。
当初の計画では伐採することになっていましたが、そのまま残せるように工夫しました。そのため、この柳は、園路よりも30センチほど下から生えています。
2つ目は、朱鷺メッセ側にある、園路と広場を結ぶ敷石。
これも整備前の護岸に使われていた御影石を再利用したもの。
ずっと護岸を守ってきた土留めの石をなんとか残したいと、敷石として再利用しました。
緑地の位置
お問い合わせ
新潟地域振興局新潟港湾事務所
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新潟市中央区竜が島1-6-3
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