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発生概要
平成27年4月25日午後7時30分頃、患者グループ代表者から村上保健所へ、飲食店「有限会社 大滝食品(本店)」の仕出し弁当を食べた者のうち複数人が下痢を呈している旨の連絡があった。
同所が調査した結果、4月22日と23日に、当該飲食店の調理した仕出し弁当等を食べた11グループ212人のうち連絡の付いた9グループ209人中、4グループ62人が、4月23日午前1時頃から下痢、おう吐、腹痛等の症状を呈し、うち3グループ12人の患者及び当該飲食店調理従事者2人の便からノロウイルスが検出されたことが判明した。
同所は、患者に共通する食事が当該飲食店で調理した仕出し弁当に限られること、従事者及び患者の便からノロウイルスが検出されたこと、医師から食中毒の届出があったことから、当該飲食店で提供された仕出し弁当を原因とする食中毒と断定した。
なお、患者は全員快方に向かっている。
ノロウイルスについて
特徴
- ノロウイルスに汚染された食品を摂取することにより感染する。ヒトからヒト、環境からヒトへ感染することもある。
- 感染後1~2日間の潜伏時間の後、おう吐、下痢、腹痛、発熱等を引き起こす。
- 85~90℃、90秒間以上の加熱により死滅させることができる。
予防のポイント
- 加熱調理食品は十分に加熱する。
(ノロウイルス汚染の恐れがある食品(二枚貝等)は中心部が85~90℃、90秒間以上となるよう加熱する) - 調理前、トイレ後、作業が変わる時等、十分な手洗いを徹底する。2度洗いが有効です。
- 調理器具・設備の洗浄消毒を徹底する。
- 調理従事者が下痢やおう吐等の症状があるときは、調理作業に従事しない。
■ 「にいがた食の安全インフォメーション」も御参照ください
お問い合わせ
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