震災から3年が経ち、原発事故に対する関心が急速に低下する中で、福島のおかれている現状を共有する「福島映像祭2014」。今回は劇場では全て初公開となる計12作品を厳選し一挙上映します。
映画部門は、昨年の福島映像祭2013で話題を呼んだドキュメンタリー映画「福島 生きものの記録」の第2弾、「福島生きものの記録 シリーズ2~異変」や、フランス人監督によるドキュメンタリー「GAMBARO」、福島映像祭では初の劇映画となる「物置のピアノ」など、全て劇場初公開となる6作品を上映します。
テレビ部門では、昨年も参加した福島放送のほか、名古屋テレビ、毎日放送(大阪)、RKB毎日放送(福岡)、琉球放送が初参加。「自主避難」や「保養」、「中間貯蔵施設」など、普段なかなか目にすることの少ないテーマの番組を集めました。
このほか期間中は、一般市民からの公募作品の上映。テレビ作品のディレクターによるトークイベントや被ばくに関するシンポジウムなども多数予定しています。
福島映像祭2014開催概要
日程
9月20日(土)~26日(金)
会場
ポレポレ東中野 および スペース&カフェ ポレポレ坐
(東京都中野区東中野4丁目4-1)
主催
特定非営利活動法人OurPlanetTV
共催
ポレポレ東中
助成
公益信託オラクル有志の会ボランティア基金
URL:http://fukushimavoice.net/fes
福島映像祭2014上映作品
映画部門
『福島生きものの記録 シリーズ2 ~異変~』(監督:岩崎雅典/2014年/日本/85分)
『南相馬市原町区 ぼくの町の住人』(監督:岡達也/2013年/日本/60分)
『物置のピアノ』(監督:似内千晶/2014年/日本/115分)
『Gambaro (Courage!)』(監督:アラン・ソーリエール、ティエリ・リボー/2014年/フランス/50分)
『3 PORTRAITS and JUNE NIGHT』(監督:池田泰教/2013年/日本/44分)
『無知の知』(監督:石田朝也/2014年/日本/107分)
テレビ部門
『“自主避難”~原発事故から3年・家族の苦悩』(制作:毎日放送/2014年/50分)
『汚された村から~福島 チェルノブイリ~』(制作:名古屋テレビ/2014年/67分)
『100人の母たち』(制作:RKB毎日放送/2013年/47分)
『ようこそ球美の里へ~原発事故から3年 福島と沖縄~』(制作:琉球放送/2014年/25分)
『迷走する中間貯蔵施設』(制作:福島放送/2014年/25分)
『僕と親父の農業』(制作:福島放送/2013年/25分)
福島映像祭2014イベント
9月20日(土)19:00~21:00 特別上映&トーク『ふくしまで、生きる』
9月21日(日)13:00~15:30 トークセッション『風化する原発事故~テレビの限界と挑戦~』
9月22日(月)19:00~21:30 シンポジウム『なぜ被ばくは語れないのか~放射能とメディア』
9月23日(火・休)15:30~18:00 市民部門上映&トーク『わたしが伝える福島』
9月26日(金)19:00~21:30 上映&トーク「子どもたちの3年」
※タイムテーブル、イベントゲストなど詳細は公式サイトをご確認ください http://fukushimavoice.net/fes