2013年07月31日
新潟県内各保健所に報告された5類感染症(定点把握)の定点あたり報告数を地図上に色分けして表示しています。最近4週間分の比較ができます。
手足口病
腸の中にいるコクサッキーA16ウイルスやその他のエンテロウイルスが原因で起こる夏かぜの一種。生後6カ月くらいから、4~5才ころの幼児に多い病気です。せきや唾液などの飛沫感染のほか、便からもウイルスが排泄されて口からうつったりします。潜伏期間は3~5日くらいです。手足や口に特有の発疹が出ます。
ヘルパンギーナ
夏かぜの一種で、高熱とのどにできる水疱が特徴。
水疱がつぶれると痛むので、赤ちゃんは不機嫌になり、食欲も減退します。
熱は2~3日、カイヨウも1週間ほどで治ります。
感染性胃腸炎
細菌又はウイルスなどの感染性病原体による嘔吐、下痢を主症状とする感染症です。原因はウイルス感染(ロタウイルス、ノロウイルスなど)が多く、毎年秋から冬にかけて流行します。また、エンテロウイルス、アデノウイルスによるものや細菌性のものもみられます。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
高熱と咽頭炎(ノドの炎症)を特徴とする病気です。1年を通じて発生しますが、特に春~初夏、秋~初冬にかけて流行します。主に3歳~12歳位のお子さんがかかりますが、大人もかかることがあります。
水痘
水痘ウイルスによる伝染力の非常に強い病気。
赤い米粒大の発疹が出て、やがて一粒ごとの水疱になり、かゆみが出てくるのが特徴です。
発熱とほぼ同時に発疹が出ます。
発疹の出始めはおなかやおしり、髪の生えぎわ近くに出ることが多いです。
発疹はかゆみがあるため、かきこわして化膿させないように注意してください。
突発性発疹
高い熱が3~4日続き、熱が下がると同時に、おなかや背中に赤い発疹が出る病気。生後6~12カ月に多く、初めての発熱がこの病気という子も多いので、あわてずに経過観察を。
季節を問わずに発生し、はしかや水ぼうそうのように感染力が強くないのが特徴です。
咽頭結膜熱(プール熱)
咽頭結膜熱は結膜炎のため、はやり眼と呼ばれることもあります。6月ごろから増え始め、7〜8月に患者数のピークを迎えます。
伝染性紅斑(リンゴ病)
両方の頬に紅斑(リンゴのようにみえる)ができることを特徴とする学童期の急性ウイルス性疾患です。
流行性角結膜炎
急に目やに(眼脂(がんし))、流涙(りゅうるい)、強い結膜の充血が起こります。初めは片眼であっても、やがて両眼性になります。感染力が強く流行するので、はやり目と呼ばれます。
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