【厚労省】エボラ出血熱への感染があり得る患者の発生について

昨日、成田空港において、西アフリカ滞在歴があり、到着時に発熱の症状を呈した患者が確認されました。
エボラ出血熱への感染の有無を確認するため、患者は既に千葉県の医療機関に入院済みであり、患者の検体を国立感染症研究所(村山庁舎)に向けて搬送中です。(平成27年7月16日)

概要

  • 年代:30代
  • 性別:男性
  • 国籍:ギニア
  • 滞在国:ギニアに滞在(7月13日まで)
  • 症状:空港到着時に、38度7分の発熱、その他の症状なし。
    なお、ギニア出国時及び経由地の検疫では、発熱はなかった。
    機内での自覚症状なし。
  • 接触歴:本人からの報告によればエボラ出血熱患者との接触はない。
  • 他の感染症の罹患の有無:マラリア迅速検査 陰性
    インフルエンザ迅速検査 陰性
  • 入院先医療機関の所在都道府県:千葉県

国民の皆様へのメッセージ

  • 現時点では、まだ感染は確認されておらず、検査の結果、陰性となることも十分にあり得ます。
  • エボラ出血熱は、発症段階で初めて感染力を持つとされています。体液の接触を除けば、通常、飛行機に同乗しただけで感染するものではありません。そのため、本患者が搭乗していた飛行機に同乗していた乗客の感染リスクは極めて低いと考えられます。
  • 患者の検査結果が判明してから、健康状態等の調査が必要な同乗客に対しては、検疫所から連絡いたします。

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